歯を失った時の治療法のひとつ、ブリッジは両隣の歯を削り、被せ物で橋渡し、歯の欠損を補います。
失った歯を補う為の治療は他にもありますが、周辺の歯の状態などを考えて決めることになりますので、ここは歯科医とよく相談する必要があります。10年後20年後、50年後、年を取った時の事まで考えて決めなくてはなりません。当医院は、常に歯の将来を考え、1本でも多く歯を残す最善の方法を選びますので、失った歯の補填においても、各治療のメリット、デメリットを確認し、自分に合った治療を選択される事をお勧めします。
ブリッジ治療は、抜歯をした部分の両隣の歯を削り、歯の無い部分を橋渡しします。
この症例は、第三大臼歯(一番奥)の素材はメタルですが、残りの2本はセラミックです。この患者さんは噛み合わせが強いため、一番奥の歯をメタルにし、セラミックとの組み合わせたブリッジを作りました。メタルは保険内で出来ますが、セラミックは自費となります。
奥歯は噛む力が最も強く、その分歯への負担がかかりますので、強度が必要です。その為、保険内で治療ができるレジンが使えません。選択肢はメタルとセラミックです。
ブリッジの素材により保険の範囲内で固定制の義歯が入れられます。
噛む力は元の歯の60%ほどですが、よく噛むことは出来ますので、違和感も含めて元の歯との違いはそんなにありません。
自費になりますが、審美性の高いセラミックでの治療も可能です。
治療期間は最短で2回、2週間ほどで終わります。
耐用年数はメンテナンスなどにもよりますが、平均10年ほどです。
保険適用のメタルは見た目が悪いですが、奥歯によく使用されます。
橋渡しをする両隣の歯を削らなくてはならないので、歯の寿命を縮めることになります。
ブリッジは連結していますので、中で虫歯になっても分かりにくいというデメリットがあります。