歯周ポケットの深さを測定した結果です。歯周ポケットの深さが4mmを越えると歯周病です。赤く塗られている所は検査の際に出血があった箇所です。
歯周病の治療は、このプロービングチャートという表を使い治療計画を立てます。
上の写真は、歯茎が下がり露出した歯の根っこに出来た虫歯です。歯の冠部は、硬いエナメル質が象牙質を覆っていますが、歯の根っこの部分は薄いセメント質で覆われているだけなので、特に歯周病などで歯茎が後退している場合、露出した根面は細菌の酸で破壊されやすくなります。
この場合は、歯周外科治療を行い、再び歯の根面に歯周組織を付着させました。
術前と術後のプローピングチャート見比べて見て下さい。
黄色の丸で囲んである部分の数字が低くなり、全体の出血率も下がっています。写真を見比べても分かるように、歯茎の色も綺麗なピンク色に変わりました。術後のメンテナンスとセルフケアの指導による普段の正しい歯磨きとブラッシングの成果ですね。