当院では、各治療と並行し歯科衛生士がマイクロスコープを用いて「歯周治療」を行っております。
歯周治療は、歯周病の進行を阻止するだけでなく、歯周病を予防します。
歯周治療により、歯周組織（歯を支える土台）が健全であれば、相乗効果を発揮して各治療における良好な予後にもつながります。口腔内全体を健康な状態に保つこと、それがメンテナンスです。
治療内容は、初診でレントゲンや口腔内写真を撮り、ブラッシング指導、歯石除去などを行い、2回までの歯周ポケット検査が終了したら、3回目の検査の結果により来院間隔や処置内容が決定します。




治癒した歯周組織を維持する為の健康管理を定期的に行います。

料金目安
・6ヶ月ごとの定期検診を推奨
　1回の治療時間45分
　料金：3,300円〜（保険適応）

・ご希望の来院間隔で定期検診

1回の治療時間60分
　料金：10,000円〜（自費診療）





病状が安定した歯周組織を維持する為の治療を定期的に行います。



歯周ポケットを修復及び維持する為の治療の１つです。
SPTⅡを行えるのは厚生労働省が設置した施設基準等を満たし、「かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所」として認可されなければ行う事が出来ない処置です。
この制度を利用する事により最短で１ヶ月に１回メンテナンスを行う事が出来ます。
マイクロスコープを用いて行う場合、ブラッシングでは取り除ききれない歯茎の中の細菌を一掃し、歯茎の内部細菌叢を改善させます。
SPTⅡでは通常より患者様の負担金が多い為、当院では医院の設備投資や歯科衛生士の技術向上の為の費用に当て、より高い技術を提供出来る様にしております。

SPTⅡ時の来院間隔目安
お口の中の状態によって変化します。
・4mm以上が1～2歯前後 → 3ヶ月ごと
・4mm以上が3～8歯前後 → 2ヶ月ごと
・4mm以上が6～9歯以上 → 1ヶ月ごと
の来院を推奨しております。

また、定期的に検査を行っているので病状改善がある場合は来院間隔をあけております。

注）
必ずしも4mmの歯数によって来院間隔が決まるわけではありません。
個々のお口の中の状態により推奨する来院間隔が変わってきます。

例えば・・・歯周ポケット検査の結果、全て4mmが10歯の方と、4mmが2歯と7mmが5歯と12mmが3歯の方は、同じ4mm以上が10歯ある状態でも全く重症度が違います ！

料金目安（※処置内容、歯の本数により変わります。）
20本以上
3割負担：3,200円程度
2割負担：2,100円程度
1割負担：1,050円程度

20本以下
3割負担：2,600円程度
2割負担：2,100円程度
1割負担：900円程度





進んだ歯周病の治療には外科手術が必要です。
最初にお口の中を検査した時点で、著しく深いポケットがある場合、歯茎が下がり歯の根が見えてしまっている場合、また丈夫な歯茎がなくブラッシング時に痛みがでてしまう場合では、歯周基本治療のみでは十分な改善が達成出来ない事があります。この様な場合には、歯周基本治療の後に歯周外科治療を用いてさらなる改善を図ります。